雪が降っていたが、昼ご飯にジロリアンと『イレブンフーズ』に行った。
店内入るなり『いらっしゃいませ』とも言われない無愛想な店である。会計もセルフ会計と言うか、台の上にお金を置き、お釣りを自分で取る、その際一切言葉は無かった。
ライスも欲しかったが無かったため、大盛チャシウメン(1150円)をオーダー。
有名店とは言え、1000円越えするメニューはいただけない。

麺は、中細の平打ち麺。
木箱には家系でよく見かける酒井製麺のプリントがあった。
見た目は家系っぽい麺なのだが、家系よりも平たく、コシが少し弱く歯応えが物足りない。

スープは、比較的澄んだ豚骨魚介スープ。
動物系のコクはあるのだが、通常の豚骨魚介と異なり豚骨の主張は控えめで、代わりに大量の背脂の味がする。
豚骨よりも、昆布、鰹などの魚介系の味の方が表に出ている。
一口目殆ど味がなくお湯の様なスープだったが、食べ進むにつれてスープの味が口に拡がる。
昔ながらの醤油ラーメンのスープに、動物系の脂分を加えた様な味である。
そのため、魚介のダシと、具のワカメの風味がアッサリと余韻を残している。
具は、チャーシュー、キクラゲ、ワカメ、海苔、タマネギ。
チャーシューは、バラ肉を使用しており、1センチ位の厚みで切ってあり食べ応えがある。とても柔らかく、噛むと肉汁が溢れて美味しい。

キクラゲは、丸ごと入っており、見た目がグロテスク。
食感は良いのだが、味付けがなく美味しくない。スープに風味が出ているわけでも無いので不要だと思う。

タマネギは、サイの目位のサイズにザク切りされており、シャキシャキした食感と、強い風味がボンヤリとしたスープを引き締めている。
トータルでは、美味しくもないが不味くないラーメン。
それぞれの要素が矛盾してバラバラに感じるのに、食べていくにつれて、まとまっている様にも感じる違和感のある一杯だった。
アッサリとした中華スープに、ギットリとした背脂であったり、コッテリしているのに薄味であったり、ゴツイ切り方したチャーシューなのに、すごく薄味など、想像している味に肩透かしを食らう。
明らかに巷で食べるラーメンの方が味が整っており美味しいのに、不思議と不味くない。
そういった矛盾点をつなげているのは、意外にザク切りタマネギで、生タマネギの強い香りと、ほろ苦い甘みが矛盾だらけのスープに一本軸を通している。
この店は、濃度のある豚骨を使用しておらず、更に薄味のため、味がぼやけてお湯の様に感じる瞬間がある。
スープ単品で食べると旨味はあるのだが、キクラゲやワカメの水分により、より薄く感じるのだろう。
更に単独では美味しいチャーシューではあるのだが、スープと同じレベルの薄味で、ただただ脂っぽさを感じるだけである。タマネギの量を増やしてバランスをとるのもいいが、これ以上増やすとタマネギ臭くなってしまうため、チャーシューかスープのどちらかを濃い味付けにした方が美味しいと思う。
テーブルの調味料には、ニンニク、唐辛子、酢、胡椒が置いてあったが、必要なのは胡椒、唐辛子のみである。
ニンニク、酢はスープを支配してしまい美味さを無くすと思う。代わりに、生姜とカエシを置いてもらいたい。
この店のラーメンは、賛否が分かれるだろう。
不味くはないのだが、わざわざ足を運んで食べる程では無い様に感じた。
大きな地図で見るイレブンフーズ (ラーメン / 新馬場駅、天王洲アイル駅、北品川駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.0